北海道が、刑務所を出所した人に「緊急相談カード」を配布したという記事です。
そのとき食べるものがない、や住む場所がない、など困った内容を整理し、それを元に行政に相談してもらおう、というのが狙いのようです。
どの程度効果があるのか不明ですが、出所者への支援が必要という認識から対策が考えられていることが重要なんだろうと思いました。
刑務所を出た人が生活に困窮して再び罪を犯すのを防ごうと、道は今月から出所者を対象に行政への相談を促すカードの配付を始めました。
この「緊急相談カード」は、刑務所を出た人が生活に困窮して再び罪を犯す悪循環を断ち切ろうと道が作成しました。
刑務所など道内12の矯正施設を出所した成人を対象に今月から配付しています。
カードは2つ折りにすると名刺ほどの大きさで、表側の面には「このカードを持って市区町村の窓口でどんな支援を受けられるか聞いてみて下さい」と記載されています。
また、食事や住居などのうち何に困っているのかを項目にチェックを入れて提示できるようにしています。
おととし全国の刑務所に収監された受刑者のおよそ60%が再犯だったということで、出所後の社会復帰をどう図るかが課題となっています。
道の道民生活課の藤井智佳士主幹は「出所者のなかには生活基盤が不安定な人もいる。再犯を防ぐためにも生活に困ったらこのカードを持って行政に相談してほしい」と話しています。
[出典]
NHK NEWS WEB北海道、記者不明、2020年08月28日 07時54分